お着物あれこれ…少ないお着物でも大丈夫♪季節毎の着回しで楽しくこしらえ

お初釜

古典的な柄行のものが一枚あると重宝します。いざという時のかしこまったお席でも安心です。帯も帯締や帯揚を変えて、スリーシーズンOKな万能物です。

お華新年会

山村御流新年会会場は横浜のお洒落なホテルです。今回はちょっとモダンな作風の紫地の訪問着。帯はぼかしの薄紫×クリーム色の袋で。

2月の夜咄

2月~3月は大好きな貝合せの地紋の色無地に、帯は2月中はやはり雪輪ですね。
3月になりますと貝合せの色無地に桜の帯を合わせます。この帯は15年以上愛用ですが2月の定番です。

2月の茶会

2月はなかなか悩む季節です。まだ余寒厳しい中でも春の訪れを感じような…季節先取りのこしらえをしたいものです。
梅に鶯の訪問着に、金華山の帯でちょっと華やかに。

3月のお茶会

春は明るいお色のお着物が多くなります。
こちらは青磁色の辻が花に花びら帯を合わせました。この帯はお手入れしつつ15年以上愛用してます。
青磁色の辻が花は帯を変えて、5月頃にも着用可能ですから便利なお色&お柄。

3月の茶飯釜

茶飯釜には、しけ引きの灰桜色小紋に、左と同じ花びらの帯を。この帯は桜の咲く前~葉桜まで着用できるので着用時期も長くて優れもの。この小紋もお手入れしつつ15年以上愛用…帯を変えて秋もOK。桜色の羽織で春風を感じて。

奉華会

4月には桜のお着物を着用したくなりますね。今回は桜と楓に流水の訪問着。
帯は新年会の時と同じものを着回し。3~5月の道行は淡い青磁色で爽やかに。

4月のお稽古

4月はたびたびこの帯が登場します。この帯には生成りの色無地も合います。御家元のお稽古は色無地一つ紋がお約束です。本当は道行を合わせるのが良いかと思いつつ、今回は春風に誘われて羽織で…。

5月の華展

風薫る5月になりますと、寒色系で涼しげに。合わせるのはつづれで軽やかに。
こちらのつづれは5月~6月にお役立ちです♪5月のお茶席にちょうど良い感じ。この時期はつづれが大活躍で10年以上愛用です。

5月のお稽古

新緑眩しい5月、爽やかなお色目の色無地で。地紋は葵祭りにちなみ二葉葵。帯は初釜と同じで西陣の袋帯。季節毎に帯締の色を変えて、盛夏以外スリーシーズン折々に色無地、付下に合わせられます。こういう帯があると大変便利です♪

6月の夕ざり

ようやく単衣。涼しげな淡い青磁色の付下で。帯は正倉院文様の袋で♪ちょっと暑いので避けたいのですが…付下や訪問着にはやはり道行はお約束…道行はシースルーで。

6月のお稽古

6月の色無地は藤色で。
帯は貝殻文様で、浜辺の雰囲気で涼やかに。お着物でのお稽古事はこれから10月頃まで汗だくでございますが、涼しげにこしらえます♪

7月の茶会

総柄の付下に兎の帯を♪
季節先取りで萩と薄のお柄で。こちらの萩柄付下&兎の帯は、お色的にもお柄的にも9月重陽の節句まで着用可能です。こちらの付下&兎帯も15年以上愛用です。
お着物は大切にお手入れさえすれば一生物。

7月のお稽古

7月は茄子紺の縦絽。
同じく絽の帯や夏物の小物で涼しさを演出します。こちらの絽は9月重陽の節句まで着用可能ですが、帯は立秋過ぎたら左の兎にします。古い帯に、時に新しいお着物を合わせると、新たなこしらえとなります。
 

8 月のお稽古

この時期は琉球絣。帯は羅で涼し気に。こちらのお着物はお手入れしつつ、20年以上愛用しております。毎年盛夏に1~2回だけ着用ですが、やはり一生物。

お出かけには

頂きものの絹芭蕉に同じ羅の帯を。夏の陽射しに負けない涼し気な絹芭蕉は、生地の織感と透け感がとても魅力ですが、お稽古ではちょっと気になりますので普段着としてお出かけなどに。

9 月のお稽古

灰がかった藤色のしけ引きに、頂きものの「秋の蝶」の名古屋。「蝶」は春の季語ですが「秋の蝶」は秋の季語…ということで、小物のお色目を工夫して春秋とコーディネートOK♪季節の先取で3~4月か9月半ば過ぎが良さそうかしら。

9月のお茶会に

秋草の京友禅。秋風も恋しくなります頃には、初秋の訪れを秋草で演出。9月までの帯は綴れでもよろしいかと。

名残のお茶事

四君子の地紋の色無地に、菊桐の金華山で。残暑感じながらも、早くも名残の季節ですから、やはりやや侘の雰囲気で。

秋のお出かけ

芸術の秋…美術館等のお出かけにはお色目も秋色に。伊勢型小紋で紫の名古屋。いただきものの小紋で、十数年愛用してますが、そろそろお手入れの時期。